
身寄りのない高齢者様のおひとりさまにとって、ご自分だけでお墓に入ることを想像すると、なんとも寂しいものでございます。
出来れば思い出の品々でも一緒に入れて側におけば、心が休まるかもしれません。そんなこと実際可能なのかどうか気になりますよね。
そこで本日の相続・終活サポートのお話しは、お墓のお伴に何か入れることが出来るのかをお話ししましょう。
まずお墓に関する法律でそうした副葬品の設置は禁じられておりません。
ここが出発点です。
ただお墓に関する契約は、お墓を所有する寺院や霊園との使用契約になります。
実際に何か共にお墓へ入れられるかどうかは、その墓地の使用規則に従わなけれななりません。
いくつかの墓地では使用規則に副葬品を明確に定めていない場合があります。気になる方は確認してみましょう。
また一般論ですが寺院のお墓の場合は、檀家さんとの関係になるので、寺院側も檀家さんの要望は柔軟に聞いてくれる傾向にあるみたいです。
それとは別に公営の霊園ですと、例外扱いできず、使用規則の遵守が求められます。
副葬品として最近の議論の的になっているのが、ペットの骨が一緒にお墓に入れられるのかどうかです。
確かにペットの骨を共にお墓へ埋葬することは法律的にも禁じられておりませんし、それはペット愛好家の方からすれば切実な願いであるでしょう。
しかしペットに関心のない方にとっては、動物と同じ墓地に入るのは嫌だと思われることもあり、一般的には霊園などで認められていないことが多いです。
ただ近年の民営の霊園では、そうしたペットと共にお墓へ埋葬されたい方専用の区画を設けて、様々なご要望に応じているようです。
ですので、ペットと共に埋葬されることにご興味がある方は調べてみてください。
以上、本日の相続・終活サポートのお話しは、お墓のお伴に何か入れられるのかについてでした。
基本的には使用墓地の使用規則に従うことになり、明確に言及していないこともあるので、問い合わせるのが一番です。
ただしペットの骨と一緒に埋葬することは不可な場合が多いことを忘れないでください。
まとめ
- 副葬品を入れることは法的に禁じられていないが、出来るかどうかは墓地の使用規則に従うことになる
- ペットの骨と一緒にお墓に埋葬することは出来ないことが一般的である
