
現在、経済状況が不安定になる中で、やむを得ず親と同居する未婚の子どもは増加しています。
また経済的な理由だけではなく、何かしらの原因で
・ひきこもりになってしまった方がいらっしゃる家庭
・障がいをお持ちの子がいる家庭
も、同じように未婚の子と親だけの生活になるケースも多々あります。
そんな時、親がなくなってしまったら、残された未婚の子はどうなってしまうのでしょうか。
仮にその子が少しでも自立して働いていた場合は、そのような不安は少ないかもしれません。
けれども親がいなくなって一人になった子が、引きこもりの方であったり、障がいをお持ちの方であったりした場合、
残された子も、またその親も不安で仕方がないことでしょう。
そこで本日はそのような親がなくなった後問題の幾つかの要点を整理いたしましょう。
まず親亡き後問題への対策は金銭的なアプローチに限られないという点です。
親がなくなった後でもなんとか一人で生きていけるように、とにかく就労することや、それに向けた心のケアが必要であると思われがちです。
でも、現段階で上手くいっていないことを劇的に早く転換する術はなく、気持ちが焦るばかりになって、挫折感や絶望感を抱いて苦しくなってしまいます。
そこでポイントは気持ちを切り替えて、今の現状でも継続して生活していくことができるように工夫をすることへ重点をかえるべきです。
たとえば、相続対策や成年後見制度の活用、また福祉制度の活用など、多角的な視点から事前に準備をすることが大切なのです。
以上、まとめると必要なことは、親子共倒れを防ぐために、事前から様々な準備を専門家と共に用意しておくことです。
直したり、ひきこもりを抜け出したりすることにまず主眼をおかず、現状維持のまま崩壊を避けること、この点に力点を移すことが肝心なのです。
引きこもりの方や障がい者の方がいらっしゃる家庭の問題はなかなか表面化しにくいという難点があります。
そのためにリスクを正確に認識することが難しく、対策が後手に回ってしまうかもしれません。
ですから、そうならないように一早く様々なサポートを知って万全の対策をなすことをおススメいたします。
まとめ
- 引きこもりの方や障がいの方がいらっしゃる家庭の支援は、無理に社会参加を促さず、現状維持のまま様々なサポートに頼って惨事を防ぐことに力点を置くべき
- サポート内容は金銭面のフォローから、成年後見・相続対策や福祉支援など多岐に渡る
