
身寄りがない高齢者様にとって、亡くなった後の葬儀や納骨などどうするのかは悩みの種です。
人間は生きている限り様々な契約関係が存在します。
電話代、ガス代、保険料等々。
身近に自分ひとりしかいない場合は、どうした亡くなった後の始末は誰にお願いすればよいのでしょうか。
さりとて終活に困っていても、どこにサポートをお願いするのか分からないこともあります。
そこで行政が自ら支援に乗り出して、専門家や関係組織を繋ぐ試みが始まりまっています。
そこで本日はそうした支援事業の一つの、神奈川県大和市による「おひとりさまなどの終活支援事業」を紹介いたします。
まずご利用者様は市役所に相談にいきます。
個別で専門家のもとを訪ねる必要はありません。
そして市役所は、事前に信頼がおけると認めた協力葬祭事業者を斡旋いたします。
世の中に葬祭事業者は多々ありますが、行政が信頼する事業者を紹介してくれるなら、目移りしなくてすみますし、安心ですよね。
そして神奈川県大和市は同時に地域の司法書士会や行政書士会と協力して、利用者様と葬祭事業者の間で結ぶ契約のサポートにも万全の準備をしております。
契約書の作成はややこしく難解で、自分でするとなかなか難しいものです。
そんな時、相続専門の士業が助けてくれると安心いたしますよね。
そこで利用者様は葬儀事業者と、自分の葬儀や納骨のことから、亡くなった後の様々な事務手続きの依頼まで契約書を作成しお願いいたします。
こうした契約書を作っておけば、独り身の自分が死んだとしても、事前に約束をしていた葬祭事業者が自分の意思通りに実現してくれるので安心ですよね。
また契約書を作った後に神奈川県大和市は、自宅に掲示する用のカードを発行し、利用者様に自宅に設置してもらいます。
そうすることで突然の事態が起こっても、直ぐにカードを参照して、対策を取ることができます。
以上、本日は神奈川県大和市の「おひとり様の終活支援事業」をご紹介いたしました。
身寄りのない高齢者様にとって、終活で困ったことは多いけれど、どこに頼んでよいのかわからない時がありますよね。
そんな時、行政に相談するだけで信頼できる相手を紹介してくれて、全て心配が解消すれば、こんな気楽なことはありません。
同様のサービスはこれから全国に広がっていくでしょう。どうぞお近くの自治体に尋ねてみてください。
まとめ
- 神奈川県大和市の終活支援事業は、役所に相談にいくだけで信頼できる葬儀事業者や士業の専門家を紹介してもらえる
- 自宅に、契約内容を記したカードを設置することで、いざという時に迅速に対処してもらえる
