現代は家族の在り方が多様になってきました。
その昔は家父長制のような家制度があり、戦後は産業化の流れを受けて、「夫は仕事、妻は家庭」というような近代的な家族像が主流になりました。
けれども産業化が成熟した現代では、もはや均一化された家族像はなく、共働き世帯、おひとりさま、同性カップル、事実婚カップルなど、様々な形で存在しています。
そこで本日は、その中の身寄りのない高齢者様に代表される、おひとりさま家族について紹介したいと思います。
かつて「男やもめ」「いかず後家」など否定的な表現がされていましたが、今日では「おひとりさま」としてポジティブに捉えられています。
死別・離別で一人になった方や、ライフスタイルとして貫いておられる方など様々いらっしゃいます。
こうしたお一人お一人の背景を尊重し、その個の在り方を認めることから、他者と家庭を形成していなくても、おひとりさまの家族という考え方が定着してきました。
そしておひとりさま家族は、これから増えていくとおもわれます。というのも、日本では超高齢化社会、「人性100年時代」を迎えていくからです。
人生、何が起こるかわかりません。長く生きていれば、それだけおひとりになる可能性も高くなります。
また少子化も、おひとりさま増加の原因と言えるでしょう。
女性が出産するには肉体的な負担もかかりますし、子育て環境が十分ではないと言われている中で出産を選ぶことは簡単なことではありません。
若者が結婚したがらない傾向も、やがておひとりさまが増える予兆でしょうか。経済的な理由から結婚を選ばない方や、結婚の価値を疑う方もおられます。
こうしたおひとりさま家族は、それだからこそ楽しく充実した面があります。
しかし他方で、身寄りのない高齢者様でもありますので、気を付けないと法律面で十分なサポートを受けられないかもしれません。
というのも、法律は必ずしも現代の家族の多様な在り方に対応していないから、です。
段々年齢が上がるにつれ悩み事は増えていきます。
自己や入院などいざという時どうしようか。
遺産の分け方など遺言についても準備しないといけないかも。
もめない相続にしたい。
死んだ後の諸々の整理はどうしたらいいの、などなど。
そこで当ブログでは、主に身寄りのない高齢者様などのおひとりさま家族の法律問題なども扱っていき、万全な終活サポートを提案していきたいと思います。