誰でもおひとりさまになり、最期を迎えることがあります。
その点で男女の違いはありません。つまり誰でも身寄りのない高齢者様になる可能性があります。
ただ平均寿命が男性は約80歳、女性は約87歳と異なっておりますので、女性の方が、家庭があれば夫を看取った後など、自分ひとりのプランを練っていることも多いでしょう。
それでもここで考えてみたいことは、男性がおひとりさまで老後を迎えることも少なくなく、そこに固有の問題があることです。
女性と比べて男性は、ご近所づきあいは希薄で、挨拶をするだけの人が多いそうです。
それまで仕事をしていれば尚更で、外で立ち話をしたり、贈り物をあげあったりすることは稀でしょう。
また男性は女性と比べると、いざという時に頼れる人が少ないようです。
会社勤めをしていれば、人間関係のコミュニティもそんなに広がらず、定年になると、ほんの僅かな人とお付き合いしかないでしょう。
こうした環境では、元気な時はよいのですが、いざ急なトラブルがあれば、男性のおひとりさまは大変なことになるかもしれません。
男性の周りに、気軽に話せる人、頼れる人がいないからです。
世代的なものかもしれませんが、男性は自立へのこだわりがあり、他人に弱さを見せることも難しいでしょう。
そして一人で抱え込んでしまうことになり、手遅れになってしまうこともあります。
ですから、いざという時のために、特に男性の方は、相続や遺言などについて契約書を作成しておくなど、十分な準備をしておくことをおススメいたします。
また死後の事務についても誰かにお願いしてもいいかもしれません。
終活サポートはいつ始めても遅くはありません。
つまりいつでも相続や遺言などの終活サポートは準備すべきなのです。
特に身寄りのない高齢者様の場合は、ご注意頂いて、心配のいらない生活を送って頂きたいです。