思い出の品、貰いものもあり、ちょっと買ってみたいものもありと、生活しているとモノが溜まっていくことは自然なことです。
人生は出会いや経験に満ち溢れています。わたしたちはモノの介在を避けられないのです。
これは身寄りのない高齢者様のおひとりさまでも同じこと。
でも身近にご家族がいらっしゃらない場合、自分が死んだ後は、どのように自分の遺品を整理すればよいでしょうか。
そこで本日は、友人や専門家にお願いする方法をご紹介いたします。それは死後事務委任契約です。
死後事務委任契約とは、自分が死んだ後に遺品をどのように整理して欲しいかをお願いし、お任せする契約です。
契約者同士で、死後事務の範囲をしっかり話し合い、契約を結んでおけば、あなたの死後も、その方が引き受けて処分してくれるでしょう。
ただ注意しないといけないのは、デジタル遺品についてです。
通常のモノと違って、デジタル遺品はパスワードやアカウント名などがわからない場合、処分することに時間がかかります。
そこでおススメなのは、そうしたパスワードなどの情報を別に紙などで管理しておき、その保管場所を死後事務契約者に伝えておくことです。
高齢者といえども、スマホは日常に欠かせないのですから、そうしておくと、目に見えないモノの処分もばっちりです。
これは終活支援で忘れそうな盲点ですので、注意いたしましょう。
まとめ
- 死後に身の回りの整理をお願いする場合は、死後事務委任契約を信頼できる方と結んでおきましょう
- デジタル遺品に関しては処分を簡単にするために、パスワードやアカウント名などを控えておきましょう