身寄りのない高齢者様のおひとりさまが老後、何かの事情で賃貸住宅へ入居しなければならなくなった時、実は意外と大変なのです。
不動産業者からすると、本当に賃貸料を払ってくれるのだろうか、また居室内で死亡事故が起こるのではないだろうかと、不安になってしまうのでしょう。
同じ不動産の問題は、ひとり親世代や低所得者が部屋を借りる時にも起こります。
でも、不動産たる住まいが無いと生活そのものが安定しませんし、この先どうすればいいか不安で仕方がないでしょう。
定住こそ人間の生活に必要な大きな要素です。
そこで本日は、こうした問題が起こらないように2017年に施行された「改正住宅セーフティーネット法」についてお話しいたしましょう。
「改正住宅セーフティーネット法」は、おひとりさまの高齢者やひとり親世帯などの入居を拒まない住宅の登録制度を定めています。
そしてその登録を受けると、改修するための補助金を申請することができます。
次にこうした登録住宅を紹介し、マッチングさせる団体を指定する制度を設けています。
この指定に与ると、当該団体は支援活動への補助金申請をすることができます。
こうした「改正住宅セーフティーネット法」の試みは、住宅を借りにくい人たちへの支援として新しい試みです。
ただそれだけではなく、空き家などを利用して、こうした形態の住居を提供することが出来るなど、別の側面の可能性も秘めていることを忘れてはなりません。
身寄りのない高齢者様でも終活をしている時に不動産のことは懸念事項ですから、こうした点を念頭において終活サポートを探されたら有益かと思います。
まとめ
- 高齢者のおひとりさまで、今後の住居に不安な方向けに、「改正住宅セーフティーネット法」に登録されている住居があります
- その住居へ入居することを支援する団体もあるので心配する必要はありません