おひとりさまがセルフネグレクトになってしまうと、行政のサービスを受け難くなってしまいます。
地域から孤立してしまうと、対処できたかもしれない問題も、手遅れになってしまうでしょう。
そこで、そのようなセルフネグレクトにならないために、リスクを高める要因を確認いたしましょう。
1.精神・心理的な問題(認知症、うつ、依存症)
2.ライフイベント(親しい人やペットの死、リストラ)
3.プライドが高いor遠慮しがち
4.壮年期のひきこもり
5.人間関係のトラブル
6.貧困・経済的困難
7.サービスの多様化と複雑化による手続きの難しさ
8.家族からの虐待
9.家族を介護した後の喪失感や経済的困窮
10.介護者が高齢or障がいがある
このような要因に該当していらっしゃいましたでしょうか。
セルフネグレクトになってしまうと、その方を支援することは、なかなか困難なことであります。
また関連法案も少ないことから、行政がすぐに対策に動き出すことは難しいでしょう。
そこで事前から、このようなリスクを高めていないか常に気に掛けることが大事になります。
ただ一人では、なかなか難しいので、コミュニティで支えあうことが、これから重要になってくるでしょう。
そのために事前から専門家が地域の福祉施設やボランティアの方、又は病院などと連携を取り、
いざという時であってもサポートできるような体制づくりが重要になって参ります。
これも地域で皆様の安心してもらえる終活支援の一つであります。
遺言や相続のような個人単位の準備だけでなく、地域ぐるみの終活支援もあることが大切なのです。
まとめ
- 孤立して法律問題に巻き込まれやすいセルフネグレクト状態になってしまうには、確かな幾つかの要因が存在するので、常日頃から身近な人同士で気にし合い、支え合うことが大事です。